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| ■スタジアムデータ |
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スタジアム名 |
エンニオ・タルディーニ |
ホームチーム |
パルマ(イタリア) |
オープン |
1913年 |
収容人数 |
28,783人 |
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普通サッカーを生で観戦するなら、やっぱりエキサイティングにゲ−ムを堪能したいと思うものだ。だから、当然その“ハコ”であるスタジアムは、より興奮度を増してくれる雰囲気・環境が好ましい。バルセロナのカンプ・ノウにしても、マンチェスターのオールド・トラッフォードにしても、その意味では超一級品だと言える。しかし、興奮度ばかりがサッカースタジアムのすべてではない。 たとえばイタリアの田舎街パルマにある「エンニオ・タルディーニ」は、これまで紹介したスタジアムとは明らかに一線を隔している。
一言で言えば、長閑なスタジアム。しかしパルマの街にはこの上なくフィットする佇まい。それが、エンニオ・タルディーニの魅力だと私は思うのだ。ミラノから列車で約1時間の距離にあるパルマ駅から徒歩で約30分。この距離なら、普通はタクシーかバスを利用する。しかし、パルマに限っては30分の徒歩も気にならない。街に、そんなゆったりとした時間が流れているからだ。
そして名物の自転車。試合当日、パルマサポーターはせっせと自転車を漕いでスタジアムに向かう。そんな場面を見ると、街のサッカークラブの本質を見たような気がして、すごく安心してしまうのだ。収容わずか29,000人の小さなスタジアムは、そんな長閑さを大切にした珍しい“ハコ”だと思う。
サン・シーロで試合を観た翌日などは、エンニオ・タルディーニがやけに懐かしく思ったりする。私が、この小さなスタジアムに足を運ぶ機会が多いのも、そんな独特の雰囲気に浸ってみたいからに他ならない。それも、サッカー観戦のもう一つの醍醐味であり、スタジアムの魅力だと思う。 |
| Text by Atsushi Nakayama
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